楽器を持ち歩く

今週のお題「カバンの中身」

 

通勤には、黒いデイパックです。

 

2017年卒業した通信教育の大学在学中に購入したので、PCが入ること、2泊程度のスクーリングに出る時にもそれ一つで足りるように大き目な THE NORTH FACE BIG SHOT 11です。6~7年は使っているのかなあ。

車通勤なので、そんなに大きいものは必要ないはずですが、色々入るので使い続けているのです。

 

このデイパックに必ず入っているものがフルート。

 

とは言っても、私が趣味でやっているバロック時代のフルートのレプリカです。スコットランドの人でアメリカで制作をしていたメーカーのもので、とても評判がよく、プロも使う有名なメーカーの楽器です。

 

昼休みに誰もいない所を見つけて、少し練習するために持っていっています。

 

バロックフルートは、現代のフルートと違って、綿入りの袋に入れているのが一般的。よって、楽器を持ち歩く時はこの袋に入った楽器を鞄などに入れる必要があるのです。

 

街中等で、楽器を持っている人を見ると、

お、フルートだ、とかクラリネットかな等、つい見てしまいます。一方私の場合は、黒のデイパックからは誰にも楽器を持っていることを知られれることはありません。ですから、職場に毎日持って行けます。

そして、

 

「このバックに楽器が入っていることは誰も気付かない」

 

ということに、妙な面白みを感じるのです。完全に自己満足な気分です。

 

外見と中身のギャップでしょうか、そういうのが好きです。

 

鞄ではないけれど、チェロに形が似たバロックの弦楽器、ヴィオラ ダ ガンバはチェロケースに入れています。これを持ってバスに乗っていたら、後ろの席の婦人にこの楽器の音色がすきです、と明らかにチェロと思って声をかけられたことがあります。お孫さんがチェロを演奏されるのだとか。中身は違います、とは言えずにチェロとして当たり障りない返答をしておきました。