12月の図書館ボランティア

先日の図書館ボランティアでは、借りる本より返却が多かったのか、特に絵本の書架がきつくなっていました。子ども図書室ですから、子どもが楽に書架から本を取り出すことができなければなりません。宮城県図書館の壁側の絵本書架は、書架横の仕切りと仕切り間が長いので、特に気を付けなければならないように思っています。仕切り間の間が長い書架は、書架にゆったり入っているように並んでいる絵本でも、絵本が横に束になった重しのようで、取り出し難くなっている場合があります。

もちろん、書架にぎゅうぎゅうに詰まっている場合は論外です。子どもは取り出せないかもしれません。大人が取り出すときには、背の部分が壊れてしまう場合があります。そんな状態の時は、左右に本をずらします。ぎゅうぎゅうの書架から、1冊本を抜き取ると、ふっ、と本から声が出ているのではないかと、いつも思います。息が止まった緊張状態から、一気に本たちが呼吸を再開したように感じます。